河口湖周辺で、いつもとは少し違う休日を過ごしてみたい。
そんな気持ちから選んだのが、山梨県富士河口湖町にある「7c villa & winery(セブンシー ヴィラ&ワイナリー)」でした。
ここは、ワイナリーとヴィラが一体になった、日本初の「ワイナリーヴィラ」。
敷地内には葡萄畑とワイナリーがあり、宿泊者限定のワイナリーツアーを楽しめるほか、客室には露天風呂とプライベートガーデンも備えられています。
今回の滞在は、誕生日という節目に、自分への労いとして選んだ旅。
観光地をたくさん巡るのではなく、好きなワインを味わいながら、ゆっくり過ごす。
そんな「好きなものを味わう贅沢」を楽しんできました。
この記事では、実際に宿泊して感じた7c villa & wineryの魅力を、客室・ワイナリー・食事・周辺スポットなど、私のYouTubeチャンネル【Own Colors Journey】とは少し違う視点から詳しく紹介します。

7c villa & wineryはどんな宿?
7c villa & wineryは、河口湖の「旅の駅 kawaguchiko base」に隣接するワイナリーヴィラ。
2022年に富士河口湖町初のワイナリーとして誕生した「7c | seven cedars winery」に併設され、2024年7月に宿泊施設がオープンしました。
一般的なホテルと大きく違うのは、ここでの主役が「ワイン」だということ。
ワイナリーや葡萄畑をすぐそばに感じながら泊まれるため、単にワインを飲むだけではなく、
「ワインが生まれる場所に滞在する」
という体験ができます。
客室はモダンツインとモダンスイートの2タイプ。
今回宿泊したのは「モダンツイン」です。
今回の旅はワイン好きな私に「自分へのご褒美」

今回ここを選んだ理由は、せっかく国産ワインが有名な山梨県に行くのだから
誕生日という節目に、
「たまには自分のために、少し贅沢な時間を過ごしてみよう」
と思ったから。
普段の生活では、仕事や予定に追われて、なかなか自分のためだけに時間を使うことがありません。
だから今回は、好きなワインを楽しみながら、ゆっくり過ごせる場所を選びました。
ひとり旅ではありますが、「ひとりだからこそ楽しめる休日」にしたかったのです。
宿泊者限定!ワイナリーツアーに参加

チェックイン前に、宿泊者限定のワイナリーツアーへ。
現在、ワイナリーツアーは宿泊者限定で14:15から無料で開催されています。チェックインは15:00からなので、少し早めに到着してツアーに参加する流れもおすすめです。
今回のツアーでは、醸造所だけでなく葡萄畑も案内していただきました。
今まではワインを飲んで詳しいことがわからなかったけど、作り手の想いや作業工程を聴くことでさらにワインへの理解が深まる良い勉強になりました。
【ワイナリーの1年間(月別作業とぶどうの成長)】

| 月 | ワイナリー作業 | ぶどうの状態 |
|---|---|---|
| 1月 | 動瓶・デゴルジュマン(澱抜き)、巻きひげ取り | 休眠期 |
| 2月 | 動瓶・デゴルジュマン(澱抜き) | 休眠期 |
| 3月 | 瓶詰め・醸造管理、本剪定・藁外し | 休眠〜樹液が動き始める |
| 4月 | 瓶詰め・醸造管理、剪定枝集め | 水あげ・萌芽 |
| 5月 | 瓶詰め・醸造管理、芽かき | 展葉 |
| 6月 | 誘引・夏季剪定 | 開花・結実 |
| 7月 | 仕込み準備、房整理 | 果粒肥大期 |
| 8月 | 仕込み・収穫 | ヴェレゾン(色づき開始) |
| 9月 | 仕込み・収穫 | 成熟期 |
| 10月 | 仕込み・収穫 | 完熟・収穫終盤 |
| 11月 | 仕込み、堆肥・元肥 | 落葉・休眠準備 |
| 12月 | 醸造管理、藁巻き・粗剪定 | 休眠期 |
ぶどう畑では季節ごとにさまざまな工程があり、今まで知らなかったことばかりで、とても勉強になりました。
目の前に広がるシャルドネの畑

5月中旬だったこの日は、葡萄の新しい枝がぐんぐん伸びている時期。
近づいてよく見てみると、これから葡萄の実になりそうな小さなつぶつぶも見つけることができます。
ワインボトルだけを見ていると分からない、葡萄が育っていく過程を実際に見ることができるのは、ワイナリーに泊まるからこその楽しみです。
「棚栽培」ではなく「垣根仕立て」
日本の葡萄畑でよく見る、頭上に葡萄の葉が広がる「棚栽培」とは違い、こちらではヨーロッパでよく見られる「垣根仕立て」の葡萄栽培を見ることができます。
葉を縦方向に茂らせながら葡萄を育てていくスタイル。
普段何気なく飲んでいるワインが、どんな環境で、どのように育てられているのか。
こうした背景を知ってから飲むワインは、また少し違って感じられます。
チェックイン後はワインのおもてなし

ワイナリー見学後にはオレンジワインとスパークリングワインの試飲がありいただきました。宿泊者向けのおもてなしとしスイーツも用意されていました。
同時にチェックインの手続きもワインを味わいながら係りの方が席まで来てくれます。
ワインを楽しめる宿らしく、到着した瞬間から「ここはワインを楽しむための場所なんだ」と感じます。
私自身、最近は赤ワインだけでなく白ワインにも興味が出てきたので、こうしたおもてなしは嬉しいポイントでした。
併設ラウンジでは、ワインなどを購入してお部屋に持ち込むこともできるんです。

チェックイン後、お部屋へと向かいます。館内とても洗練されていて素敵な造りとなっていましたよ。
裏庭にはサウナや、お庭や葡萄畑が広がっています。



モダンツインの客室|64㎡のゆったりした空間

今回宿泊したのは「モダンツイン」。
モダンツインは64㎡の広さがあり、ツインベッドに加えて、露天風呂とプライベートガーデンを備えています。
部屋に入って最初に感じたのは、
「広い!」
ということ。


そして、シーリングファンのある高い天井と木の温もりが印象的でした。
ホテルというより、上質な別荘に近い雰囲気。
観光から戻ってきて寝るだけの部屋ではなく、部屋そのものを楽しむことができる空間です。

お部屋にはハーブティーなども備わっていましたよ。私のおすすめは黒文字のハーブティーかな。
黒文字は、日本の山に自生するクスノキ科の香木で、古くから和のハーブとして親しまれてきました。爽やかな柑橘系と木の香りが特徴で、枝や葉を乾燥させてハーブティーとして楽しまれています。
爽やかな木の香りが広がり、まるで森林浴をしているような癒しの味わい。ノンカフェインなので、夜のリラックスタイムやお風呂上がりにもぴったりです。
ちなみに和精油でもある「クロモジ」は結構高級で、枝葉から採れる精油の量が非常に少なく、大量生産が難しく希少なんです。
プライベートガーデンを眺めながら過ごす時間

客室には地元の庭師さんが作り上げたプライベートガーデンがあり、とても落ち着ける空間となっています。
緑を眺めながらコーヒーを飲んだり、お風呂に入ったり。静かな時間を過ごせます。
富士山が見える宿ではありませんが、そもそもここは富士山を見ることよりも、ワインと滞在そのものを楽しむための場所。

客室露天風呂で、葡萄畑の緑を感じる


客室のお風呂は温泉ではありませんが、信楽焼の風呂桶の露天風呂があります。
旅先では観光や移動で意外と疲れるので、部屋に戻ってそのままお風呂に入れるのはありがたいです。
この庭の緑を眺めながら、鳥の鳴き声が聞こえてくる湯舟に浸り、しばらく何も考えずに過ごせるのは至福なひとときでした。


隣接する「旅の駅 kawaguchiko base」も便利

7c villa & wineryのすぐ隣には、「旅の駅 kawaguchiko base」があります。
約4,000坪の敷地に、地元の商品を扱うマルシェやレストランなどが集まっている施設です。
ホテルに滞在していると、「ちょっと何か買いたい」
という場面が意外とあります。
そんなときにすぐ行けるのは便利でした。
今回はワインを探しに立ち寄ったのですが、こちらでも7c villa & wineryのワインを購入することができます。

部屋で楽しむ、山梨の白ワイン

今回、部屋でいただいたのはデラウェアの白ワイン。
ワインはホテルのラウンジで購入してお部屋でいただけます。
グラスに注ぐと、華やかな香りがふわっと立ち上がります。
デラウェアの白ワイン は、一般的なシャルドネやソーヴィニヨン・ブランのようなキリッとした辛口というより、華やかな香りとぶどう本来のやさしい甘みが魅力の白ワインなので、果実の甘みや華やかな香りを感じやすい品種です。
もともと白ワインに興味が出てきたタイミングだったこともあり、かなり気に入ってしまいました。特に甘口寄りなワインを探していたので!
結局、お土産用にも購入。
旅先で出会ったワインを、自宅に帰ってからもう一度楽しめるのは嬉しいですよね。
ワイン好きなら、お土産選びも楽しみのひとつ

7c wineryでは、デラウェア、甲州、マスカット・ベーリーAなど、さまざまなワインが展開されています。
宿泊した際には、気に入ったワインをお土産にするのもおすすめです。
山梨県といえば、日本ワインの産地として有名な「勝沼」を思い浮かべる方も多いはず。実は、河口湖周辺にはこれまでワイナリーがなく、7c wineryは2022年に誕生した富士河口湖町初のワイナリーです。河口湖でワインを“造り、味わい、泊まる”という新しい楽しみ方ができるのも、この宿ならではの魅力なんです。
今回お土産に白ワインを購入しましたが、普段から自宅でもワインを楽しむことがあります。そんなときにひとつ持っておくと便利なのが、ワインオープナー。こういうタイプのものだと軽い力でコルクが抜けるので、おすすめです。
夕食はホテル併設のレストランで

夜はホテル併設のレストランへ。
宿泊者向けにはアペロとして、おつまみセットのサービスもありました。
もちろん、ここでも白ワインを。
普段からYouTubeではワインを飲んでいるシーンが多いのですが、こういう宿に来ると、いつも以上にワインが進みます(笑)。


ワインと一緒に楽しみたい料理

今回いただいたのは、フリットとチーズの盛り合わせ。
そのほか、山梨県産の食材を使った料理も用意されていて、甲州牛などを使ったコースメニューもあります。
ただ、チェックイン時に席の時間(17:00or19:30)と、コース料理の場合は何にするのか決めておく必要があるため私は時間だけ決めて料理はアラカルトでオーダーすることにしました。
他のテーブルに目を向けると、海外からの落ち着いたゲストのかたが利用している印象で各々ワインも楽しまれているようで、とても雰囲気良かったです。
一人でレストラン利用しましたが、スタッフの方が丁寧に対応してくださり、ひとりでも肩身の狭さを感じることなく過ごせました。
ワインを飲みながら、少しずつ料理をつまむ。
「ひとりでも居心地が良い」
そんな時間となりました。




朝食はワイン木箱に入って客室へ

翌朝はフライトの日だったので、朝6時に起床。
外は雨。
せっかくなので朝の空気を吸いに少し外へ出ると、河口湖周辺は小雨と朝もやに包まれていました。
朝の静かな河口湖も、とてもいい雰囲気です。
そして朝食は、客室まで届けてもらえるスタイル。
ワイン箱をイメージした木箱に入って運ばれてきます。


中には、
- ケールサラダ
- ハーブオニオンスープ
- ヨーグルト
- 特製ジャム
- パンなど
朝にちょうどいい、やさしい内容。
そして驚いたのが、小さな白ワインのボトルまで付いていたこと。
朝からワイン。
ワイン好きには、ちょっと嬉しい演出です。
日本固有のブドウを100%使った「GATHERING BLANC」という甲州ワインでした。
この日はこのあと運転する予定があったため、ワインはお持ち帰りにさせていただき自宅でいただきましたが、
柚子やグレープフルーツを思わせる清涼感あふれる香りが広がり、目覚めたばかりの身体にもいただけやすい軽めな味わいでした。
7c villa & wineryに泊まって感じたメリット

実際に滞在してみて、特に良かったと思ったポイントをまとめます。
実際に滞在してみて感じた一番の魅力は、ワイナリーに泊まるという特別な体験ができることでした。宿泊者限定のワイナリーツアーでは葡萄畑や醸造所を見学でき、ワインが生まれる背景を知ったうえで味わえるのも贅沢な時間です。
64㎡のモダンツインは露天風呂とプライベートガーデン付きで、観光を詰め込まなくても部屋でゆっくり過ごせるのも大きな魅力。また、隣接する「旅の駅 kawaguchiko base」でお土産や食べ物も気軽に購入できるので利便性も抜群です。
静かに自分のペースで過ごしたい方なら、ひとり旅にもぴったりな宿だと感じました。
逆に、こんな人には向かないかも
7c villa & wineryはとても素敵な宿ですが、誰にでも合うタイプのホテルではありません。
まず、部屋から富士山を眺める絶景を期待している方には少し物足りないかもしれません。ここは富士山ビューを楽しむ宿というより、ワイナリーと葡萄畑に囲まれた空間で、ゆったりと滞在を楽しむことをコンセプトにした宿です。
また、河口湖周辺の観光スポットを朝から夜までたくさん巡りたい方よりも、客室露天風呂に入ったり、庭を眺めながらワインを味わったりと、宿で過ごす時間そのものを楽しみたい方に向いています。
そして何より、この宿の主役はワイン。ワイナリーツアーや試飲など、お酒を楽しむ体験が魅力なので、ワインを飲まない方はこの宿ならではの良さを十分に感じにくいかもしれません。
まとめ
7c villa & wineryは、ワインを楽しむために泊まりたくなる特別な宿でした。
葡萄畑を眺め、ワイナリーを見学し、客室露天風呂でくつろぎながら味わう山梨のワイン。観光を詰め込むのではなく、宿で過ごす時間そのものが旅になる場所です。
誕生日や記念日はもちろん、自分へのご褒美としてひとりで訪れるのもおすすめ。河口湖で少し贅沢な大人の休日を過ごしたい方は、ぜひ訪れてみてください。
