海外旅行に行きたい気持ちはあっても、仕事や日常に追われてなかなか実現できないことってありますよね。
私自身もこれまでに、バリ島やフランス、台湾、韓国、ハワイ、ベトナム、そしてアムステルダムなどを旅してきましたが、次の旅までの間、心を満たしアイデアを与えてくれるのが映画やドラマだったりします。
スクリーンの中に広がる景色には、その土地の空気や人々の暮らしや、主人公が経験する様が映し出されていて、観ているだけでまた旅に出たくなり、気がつけばガイドブックを買ってたり、航空券を探していたりと次の目的地のことを考えたり計画します。
例えば「この場所はあの映画のロケ地だったよね」とか、「あのエメラルドグリーンなビーチの色はまさに記憶の中の風景と同じだ」と思わず重ね合わせてしまうこともあります。
今回はそんな旅好きな私が選んだ、旅行に行かずして旅行気分に浸れる映画やドラマ11選をご紹介します。
観終わった後、きっとあなたも次の旅のイメージが膨らみ次の海外旅行に心が向かっているかもですよ。


1.バリ島 【食べて、祈って、恋をして】
自分探しの旅をしたい人向けのジュリアロバーツ主演映画
アメリカからイタリア、インド、バリ島と国をまたぎ自分を解放しに旅に出る主人公の実話に基づくストーリー。
特にバリ島は大好きな海外旅行先なので興味深く観た映画のひとつです。

インドネシアのバリ島のシーンは、私にとっても印象的で、緑豊かなライステラスや海、どこか時間がゆっくり流れるような街並みが映し出されるたびに、これまで何度も旅したバリ島での記憶がよみがえってきます。観光地としての華やかさだけでなく、心を静かに癒すような雰囲気がリアルに伝わってきて、映画を観ながら「また行きたい!」と強く思ったことか。
そして、この映画で描かれるバリ島の魅力は、単なる自然の美しさだけではなく、ヒンドゥー文化が色濃く残る島ならではのガムラン音楽や舞踊、寺院での祈り、花やお供え物にあふれた日常風景がスクリーンを通して伝わってきます。人々の穏やかさや「神々とともに生きる暮らし」に触れることで、旅が観光以上の体験になるのもバリ島ならではの良さ。
【食べて、祈って、恋をして】は、ただの旅行映画というよりも「人生を見つめ直す旅」の物語。旅先での出会いや体験が、自分自身の心をどれほど豊かにしてくれるのかを感じさせてくれる一本となっていて旅行好きなかたにとって共感度も高く、きっとあなたの旅心も大きく揺さぶってくれるはず。


個人的におすすめなバリ島のエリアはサヌールとウブドです。
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2. パリ 【エミリー、パリに行く】
パリを舞台にしたお洒落なドラマと言えばNetflixで視聴可能なエミリー、パリに行くがおすすめです。
パリの歴史ある地区「カルチェ・ラタン」は主人公が暮らすエリアでロケ地の聖地巡礼や、ファッションも見逃せないポイントとなっています。
ドラマの中でパリ市内のあらゆる名所なども出てくるので、旅行に行きたくなったり、現地で暮らしてみたいと思ったかたもいるのでは?
実際に私もフランスに旅行に行ったときは、想像以上に充実した滞在ができたので行けて良かった場所のひとつです。パリ旅行の記事は下記からご覧いただけます。


Netflixで観れるガールフレンズ・オブ・パリもおすすめ!
3.ロサンゼルス 【ラ・ラ・ランド】
アメリカはロサンゼルスが舞台となっているラ・ラ・ランドが個人的に大好きなので取り上げてみました。
特に、ロサンゼルスの渋滞から始まるオープニングシーン!カラフルな衣装の人々が車を飛び出し、ハイウェイの上で一斉に歌い踊るシーンは、一気に惹き込まれてしまいます。ミュージカル映画ならではの高揚感と、ロサンゼルスという街のエネルギッシュな雰囲気がよく表現されていてワクワクしました。
映画の中には、グリフィス天文台やハリウッドの街並みなど、観光でも人気のスポットが次々と登場します。私自身ロサンゼルスを訪れたとき、実際に映画で見た景色と重ねながら歩けたのがとても楽しく、「映画のワンシーンの中に入り込んだみたい」と感じました。
『ラ・ラ・ランド』は夢を追う男女の恋や葛藤を描いているんですが、それと一緒にロサンゼルスの街の魅力もぎゅっと詰まっていて、観ているだけで「行ってみたい!」って思わせてくれるんです。


ちなみにロサンゼルスはベニスビーチ界隈の滞在が個人的に潮風とカリフォルニアのビーチの雰囲気を感じられて良くおすすめ!
個人的に泊まって良かったホテルは、ビーチフロントのロケーションが良い、ヴェニス ブリーズ スイーツ(Venice Breeze Suites)


ベニスビーチ沿いにあるこのホテルは、レンガタイルの外観とお洒落な内装が映画のワンシーンみたいで、とにかく気分が上がります。しかもキッチン付きだから、まるで住んでいるみたいに滞在できるのもポイント!LA滞在の参考にしてみてくださいね。


4.グアム 私があなたといる理由
日本からもっとも近い南国リゾートとして人気のグアムを舞台にしたドラマ『私があなたといる理由』。
物語は、二組の夫婦と一組のカップルが、ぎくしゃくした関係を抱えながら旅行にやってくる…という全く爽やかなテーマじゃない(笑)重ためな内容ですが、観光目線で楽しむなら見どころがたくさんあります。
まるでガイドブックのように、透明度の高いビーチや海沿いのゴルフコース、恋人岬をはじめとする有名スポットなど映し出されていて、グアムを訪れたことがある人は「ここ行った!」と共感できるはず。これから行きたい人にとっても、ドラマを観るだけでグアムの魅力を存分に知ることができます。


ドラマの中で出てくるホテルは、デュシット・ビーチ・リゾート・グアム、ツバキタワー、クラウンプラザホテルなど。上画像のビーチはクラウンプラザリゾートグアム沿いのマタパンビーチです。
グアムはほんと海が綺麗!クラウンプラザリゾートグアム敷地内のビーチ前の芝生は青々していて、とっても気持ち良いのでおすすめ。
グアム旅行のメリット


グアムはアメリカの準州にあたるため、州税や消費税がかかりません。さらに、貿易自由港に指定されているため輸入品への関税も免除されています。そのため、海外でアメリカ系ブランドのショッピングを楽しみたい方には、グアム旅行は特におすすめです。
また、香港も同じように消費税や付加価値税(VAT)がゼロ。グアムと同様に税金がかからないので、ショッピング目的の旅行先として高い人気を誇ります。


5.フィジー キャスト・アウェイ
旅気分に浸れるのかと言えば複雑な映画【キャスト・アウェイ】。
トム・ハンクス主演のこの映画は、飛行機事故で無人島に漂着した主人公が、たったひとりサバイバル生活を送る物語となっていて、ストーリー自体はサバイバルの緊張感に満ちていますが、画面いっぱいに広がる南の島の海や空の美しさは、観ているだけ究極の旅=冒険をしているような気分にさせてくれます。
透き通る青い海、手つかずの自然、そして静けさの中にある孤独。観光地のような賑やかさはないけれど、まさに“誰もいない楽園?”で過ごす時間を疑似体験できる作品です。日常から切り離され、自然と向き合う旅の感覚を味わいたい人にぴったりの映画となっていて、火を起こしたり、限られた物資の中、知恵を絞り主人公が生きていく姿は必見!


【キャスト・アウェイ】の舞台は、フィジーのママヌザ諸島にあるモンドリキ島(Monuriki Island)となっていて、ママヌザ諸島までは、フィジーのナンディ空港に近いポートデナラウからフェリーで約30分~2時間の距離に位置しています。
映画に出てくる相棒?のウィルソンは、映画公開後実際に売られています。


6.アムステルダム モダンラブ・アムステルダム
Amazon Primeで視聴可能なドラマ【モダンラブ・アムステルダム】。
「モダンラブ」はアメリカ編、東京編に続き、オランダを舞台に繰り広げられる実話ベースのオムニバス形式のドラマです。
全編オランダ語なので最初は少し馴染みにくいかもしれませんが、アムステルダムの街並みが映し出されるのも見どころのひとつ。アムステルダムの運河や、自転車専用レーンで自転車が走るシーン、石畳の道や歴史ある建物、そして象徴的な運河の風景は、オランダ旅行を思いさせてくれました。アムステルダム市内に遊園地らしきものあったかな?と思って観ていたら、ケルミス(Kermis)という、オランダの移動遊園地でした。


7.ベトナム 恋のツアーガイド A Tourist’s Guide to Love
Netflixで配信されている『恋のツアーガイド(A Tourist’s Guide to Love)』は、ベトナムを舞台にしたロマンティックコメディ。東南アジア旅行が好きな人はチェック!
物語は、恋人に振られたばかりの主人公アマンダが、ベトナム出張を命じられ、ツアーガイドのシンと出会うところから始まります。観光ツアーを通してベトナムの文化や人々に触れ、次第に心を癒していく様子が描かれています。
この映画の魅力は、まるでガイドブックのようにベトナム各地の観光地が映し出されること。ホーチミンの活気ある街並み、ダナンの美しいビーチ、旧市街ホイアンのランタン祭りなど、実際に旅しているような感覚になれます。ベトナムの食文化も色鮮やかに登場するので、観終わったあとに「フォーやバインミーを食べたい!」と思う人も多いはず。
私は以前、ホーチミンやダナンを訪れたのですが、映画を観ながら「あ、ここ行った!」と共感する場面がたくさんありました。旅行経験がある人は懐かしい気分に、まだ訪れたことがない人にとってはベトナム旅行のきっかけになると思います。
海外旅行が難しい時でも、映画を通して異国の文化や景色を楽しめるのは贅沢な時間。経験値を増やすための旅にぴったりのロマンチックなストーリーとベトナムの魅力を同時に味わいたい方におすすめの作品です。
8.ハワイ アロハ
映画『アロハ』は、アメリカ空軍のコンサルタントとしてハワイにやってきた主人公ブラッドリー・クーパーと、軍のパイロットを務めるエマ・ストーン共演の出会いを描いたラブストーリー。
この映画の大きな魅力は舞台となるハワイの美しい景色。ワイキキの街並みや青い海、伝統的なフラやハワイの文化も随所に盛り込まれていて、観ているだけでハワイ旅行をしているような気分になれます。
リゾート地として人気のハワイですが、この映画では観光だけでなく、地元の人々の暮らしやハワイならではの価値観も垣間見ることができるのもポイント。次の旅行先にハワイを考えている方にとっては、イメージを膨らませるのにぴったりの一本です。
この映画で主人公が滞在しているホテルはハワイのワイキキ中心にある、ブレーカーズ・ホテルで、ワイキキというロケーションにありながも比較的コスパが良いことで知られてます。
ただしビーチには面してないので、ワイキキビーチを満喫したいかたは、
アウトリガー ワイキキ ビーチ リゾート(OUTRIGGER WAIKIKI BEACH RESORT)などのビーチフロントのホテルに滞在するのがベター。






9.ソウル 梨泰院クラス
Netflixで世界的に人気を集めた韓国ドラマ『梨泰院クラス』は、ソウルの人気エリア「梨泰院(イテウォン)」を舞台に繰り広げられる青春・ビジネス・復讐ドラマです。
主人公パク・セロイは、高校時代にある事件をきっかけに人生が一変。父親を亡くし、服役を経験したのち、梨泰院に小さな飲食店をオープンさせます。仲間たちと共に奮闘しながら、巨大企業に立ち向かい夢を実現していく姿を描いた物語です
このドラマの魅力はストーリーだけでなく、舞台となる梨泰院の街並み。国際色豊かで活気あふれるバーやレストラン、夜のネオンに包まれた大通りなど、実際に旅行で訪れたくなるシーンがたくさん登場します。観光客にも人気のスポットなので、ドラマを観てから実際に梨泰院を歩けば、作品の世界に入り込んだような体験ができるはず。
また、韓国料理やソウルの食文化もドラマの中に自然に登場するため、グルメ目的の旅行プランを立てる際の参考にもなります。個人的には韓国に訪れると必ずソルロンタンを食べに行きますよ。
10.南フランス(カンヌ、ニース) オフライン ラブ
Netflixで配信されている日本のリアリティ番組 オフライン・ラブ(Offline Love) は、スマホを手放して出会いを探すというユニークなコンセプトの作品。舞台は南フランス・ニース(Nice)。恋愛ドラマでも旅行ガイドでもない、新しい形の旅気分をくれるシリーズです。
ニースやカンヌ、香水の町グラース(Grasse)への小旅行などコートダジュールを満喫できる番組となっているので興味深く、特にメインで出てくるニースは、プロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)、旧市街、マセナ広場(Place Masséna)など、青空と海とヨーロッパらしい街並みがふんだんに登場して見どころ満載!


11.プーケット ザ・ビーチ
レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』は、プーケットを旅するバックパッカーが“地図にない楽園”を求めて冒険する物語。
物語の舞台となる美しいビーチはクラビ近郊のピピ・レイ島(マヤベイ)で撮影され、透き通る海と白砂の絶景が印象的です。
映画の影響で世界中から観光客が集まりましたが、自然保護のため一時閉鎖され、現在は人数制限を設けて再オープン。観光と環境保全の両立について考えるきっかけにもなります。
旅行前に観れば、プーケットやピピ島への旅がさらに楽しみになる一本で、一人旅が好きなかたにも必見。


番外編 ハッピーフライト
こちら番外編として、邦画のハッピーフライト。
ANAが全面協力している映画『ハッピーフライト』は、飛行機好き・空港好きにはたまらない一本。航空業界の裏側を描いたコメディ映画です。
公開されたのが2008年ということで随分以前の映画になるので、現在とひと昔前の飛行機クラスの違いを垣間見れるのも興味深かったです。
物語は成田発ホノルル行きのフライトを中心に展開。キャビンアテンダント役の綾瀬はるかの初々しい国際線デビューを果たす姿も魅力的!
日本からホノルル行きのフライトが物語の舞台なのだけれど、2008当時の年当時のビジネスクラスは今では当たり前のようにあるフルフラットシートではなくて、エコノミークラスよりは座席や足元などが広めとなっているような短距離路線などで使われるJAL SKYLUXE SEATのようなタイプで、日本で初めて国際線ビジネスクラスにフルフラットシートを導入したのは、2013年から採用されている「JAL SKY SUITE」が始まりだそう。


【お家で海外トリップ】旅行に行かずして旅気分に浸れる映画やドラマ11選いかがだったでしょうか?
映画を観ているだけで南国リゾートへの旅行気分が味わえたり、次の旅へのヒントとなったり。お気に入りの一作を見つけて、ぜひ次の旅の参考にしてみてくださいね。

